エリンギのダイエットに効果的な栄養素&ダイエット活用法です。
食物繊維が豊富なエリンギ。
さらに、エリンギにはダイエッターにとって嬉しい脂肪の吸収を抑える働きがありました。
エリンギでダイエットを促進させたい方必見!上手に活用し、効率的なダイエットを目指しましょう。
エリンギの栄養価
エリンギ100gあたりの栄養価です。
エリンギ100gは市販のパッケージ1袋ほど。
1本1本が大ぶりで、食べ応えがあるのがエリンギの特徴ですね。
<基本>エリンギの栄養価
エリンギの基本の栄養価です。
栄養素 | 100gあたりの含有量 |
---|---|
エネルギー | 31kcal |
水分 | 90.2g |
たんぱく質 | 2.8g |
脂質 | 0.4g |
炭水化物 | 6.0g |
食物繊維 水溶性食物繊維 不溶性食物繊維 | 3.4g 0.2g 3.2g |
カロリーは100gあたり31kcalとそこそこ。野菜全体の中では低くありません。
たんぱく質・脂質は少なめ、炭水化物はやや多めです。
しかし、エリンギの炭水化物のうち半分以上を食物繊維が占めています。
エリンギの食物繊維について
エリンギの食物繊維は100gあたり、水溶性食物繊維が0.2g、不溶性食物繊維が3.2g、合計で3.4g含まれます。
このエリンギの食物繊維のうち95%弱を占めるのは、水に溶けない『不溶性食物繊維』となります。
ちなみに、この不溶性食物繊維が100gあたり3.2gというのは『ごぼう(3.4g)』に匹敵する多さ!
食物繊維が豊富なイメージがあるごぼうと同じ、いやそれ以上含まれているというのはインパクトがありますね。
そんな不溶性食物繊維には
- 便の量を増やす
- 排便を促し、便秘の予防・改善に役立つ
- 有害物質の排出
- 腸内環境の改善
- 噛む回数を増やす
- 満腹感を得やすくなる
という働きがあります。
腸内環境を整える、つまり腸がしっかり働くとエネルギーが消費されます。
食べ物の消化にはエネルギーが多く必要なので、腸が働くエネルギー源であるカロリーや脂肪の燃焼にも役立ちます。
ダイエット第一歩は正常な腸内環境から!
さらに、腸内環境の改善は健康にも美容にも効果的なので、まず積極的に摂るべきは整腸作用がある食物繊維と言えますね。
エリンギは脂肪の吸収を抑える?
エリンギには『体内での中性脂肪の吸収を抑える』という働きもあります。
そもそも中性脂肪は小腸で酵素・リパーゼの働きにより分解され、体内へ吸収されます。
エリンギにはそんなリパーゼの働きを弱める、という働きがあります。
つまり、エリンギを食べると中性脂肪が分解されにくくなり、結果的に体内へ吸収されにくくなるのです。
実際にエリンギにより体脂肪の低減が期待できる、という研究結果も出ています。
エリンギは体の内側から健康的に痩せたい!という方にはうってつけのキノコと言えますね。
<ビタミン>エリンギの栄養価
エリンギに含まれるビタミンです。
栄養素 | 100gあたりの含有量 |
---|---|
βカロテン(ビタミンA) | 0μg |
ビタミンB1 | 0.11mg |
ビタミンB2 | 0.22mg |
ナイアシン | 6.1mg |
ビタミンB6 | 0.14mg |
葉酸 | 65μg |
ビタミンC | 0mg |
ビタミンD | 1.2μg |
ビタミンE | 0mg |
エリンギのビタミンB群について
ビタミンB群は酵素の働きをサポートする『補酵素』として働く栄養素です。
酵素は炭水化物・脂質・たんぱく質の消化、つまり代謝に関わります。
酵素がしっかり働かないと栄養の代謝が進まず、エネルギー不足や重大な健康被害を引き起こしかねません。
また、栄養が効率良くエネルギーに替わることはダイエットにも不可欠。
そんなビタミンB群の働きをまとめてみます。
- ビタミンB1:糖質の代謝、神経組織の働きを正常化
- ビタミンB2:糖質と脂質の代謝
- ナイアシン:糖質・脂質・たんぱく質の代謝
- ビタミンB6:アミノ酸の代謝
エリンギはビタミンB群をバランス良く、豊富に含むため代謝アップに効果的と言えます。
ただし、ビタミンB群は水溶性で熱に弱い栄養素でもあります。
料理をするときは水で洗わず、また茹でこぼしたりせず、煮汁ごと食べられる汁物などへの活用がオススメです。
<ミネラル>エリンギの栄養価
エリンギに含まれるミネラルです。
栄養素 | 100gあたりの含有量 |
---|---|
ナトリウム | 2mg |
カリウム | 340mg |
カルシウム | 0mg |
マグネシウム | 12mg |
リン | 89mg |
鉄 | 0.3mg |
エリンギにはカリウムが多く含まれます。
カリウムには
- ナトリウムの排出をサポート ⇒高血圧を予防
- 利尿作用 ⇒むくみ解消
などという働きがあります。
キノコの他に夏野菜に多く含まれる栄養素で、体を冷やす効果もあります。
通常では足りなくなることはまずありませんが、下痢や嘔吐、大量の発汗などで体内の水分が一気に減ると一緒に排出されるため注意が必要です。
エリンギのダイエット活用法
エリンギのダイエット活用法です。
1日あたり100gずつが目安
エリンギに限らず、キノコの1日あたりの摂取目安量は100gとなります。
エリンギの場合は市販のパッケージ1袋ほどとなります。
1日あたりの食物繊維の摂取目安量は男性は20g、女性は18gです。
つまり、エリンギ100gを食べると男女ともに1日あたりの20%ほどの食物繊維が摂取できます。
独特な噛み応えを持つエリンギのオススメ料理はやはり炒め物。1つが大きいのでソテーにしても食べ応えがあります。また、グリルやオーブンで焼き、他の野菜などと和えるのも美味しいですよ。
食感を楽しめる料理に
シャキシャキとした食感と独特の風味を持つエリンギ。
料理に使用する際は、そのシャキシャキ食感を生かした、食感を楽しめる料理にするとダイエットにも効果的です。
食事でたくさん噛むと満腹中枢が刺激され、満腹を感じやすくなります。
そのため、エリンギは
- 大きめにカット
- あまり加熱しすぎない
という風に料理に使用すると効果的と言えますね。
かさ増しにもオススメ
食べ応えのあるエリンギは料理のかさ増しにもオススメです。
肉を増やす代わりにエリンギを足したり、肉でエリンギを巻いてみたり。
油の吸収が良いので味が良く、食感のアクセントにもなるので「少し物足りない・・・」と感じたときにはぜひエリンギをプラスしてみましょう。
ここまで「エリンギのダイエット活用法」についてまとめました。比較的、価格が安定しているエリンギ。存在感が強いため、一品プラスするだけで満足感がアップ!ぜひ、活用してみてくださいね♪