PR

キュウリが持つ酵素『ホスホリパーゼ』はなぜダイエット向き?低カロリーの理由も

キュウリは酵素『ホスホリパーゼ』の働きによりダイエット向きと言われています。

この酵素『ホスホリパーゼ』は、なぜダイエット向きなのでしょう?そのスゴい働きをまとめてみました。

また、キュウリには『最もカロリーが低い』という噂もあります。

確かに低カロリーのイメージはありますが、キュウリが低カロリーなのに理由があるのでしょうか?

今回は、キュウリがダイエットに向いている理由を「酵素」と「カロリー」からまとめてみました。

キュウリに含まれる酵素『ホスホリパーゼ』とは?

キュウリには『ホスホリパーゼ』という酵素が含まれます。

キュウリの輪切りてんこもり
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

ホスホリパーゼは脂肪分解酵素、つまり脂質の代謝をサポートしてくれる酵素です。

身体に溜まった脂肪を分解し、排泄をサポートするのに役立ってくれます。

ダイエッターにはありがたい酵素ですね。

ホスホリパーゼの効率的な摂り方とは?

脂肪分解酵素・ホスホリパーゼは熱に弱いという特徴があります。

したがって、ホスホリパーゼの効果を得たいなら生でそのまま食べるのがオススメです。

そもそも酵素は全体的に熱に弱いので、酵素の働きを得たいという場合は「生で食べる」とのがオススメです。(生で食べられるものに限ります)

さらに、ホスホリパーゼはすりおろすとより活発に働くという特徴も!

キュウリをすりおろすことで細胞が壊れ、細胞内にある酵素・ホスホリパーゼが溢れ出ることで活性化しやすくなるのです。

実際にすりおろしてみたキュウリがこちら↓

花緒撮影

キュウリは柔らかいので軽い力でスルスルおろせました。

1本をおろすのに20秒もかからなかったので、時間がないときでもできそうですね。

これは大根をおろす「大根おろし」が消化・吸収に役立つのと同じ理由です。

大根おろしもすりおろすことで細胞が破壊され、消化酵素であるジアスターゼ(アミラーゼ)・プロテアーゼ・リパーゼが働きやすくなることで消化を助けてくれます。

また、キュウリをすりおろした後はすぐに食べるのが吉。

酵素は空気に触れるとどんどん少なくなってしまうのため、すりおろしたらすぐに食べきるようにしましょう。

もちろん、普通に包丁で切る・叩き割るなど一般的な調理法でもOKです。

ホスホリパーゼの働きを得るなら、キュウリをすりおろし、すぐに食べるのがベスト!

すりおろしたキュウリの料理法

「すりおろしたキュウリが良い」と言われても、キュウリをすりおろしたことなんてないという方がほとんどだと思います。

そんな「すりおろしキュウリ」の料理の活用法を調べてまとめてみました。

調べると、一番最初に登場するのは『おろし和え』。

すりおろしたキュウリと他の食材を和えて、調味料で味付けするというものです。

このとき、キュウリをすりおろした後はザルに入れ、軽く水気を切ると水っぽくならずに仕上がります。

花緒
花緒

わたしは、キュウリ1本に味付けポン酢(大さじ1弱)と鰹節を加えて混ぜ、豆腐に載せて食べてみましたが、さっぱりしていて美味しかったです。

また「素麺の薬味」としての活用法もこれからの季節にオススメ。

大根おろしのようにすりおろしてそのまま載せるだけなので簡単です。

緑色で彩りにも良いのが特長ですね。

キュウリは『最もカロリーが低い』果実

キュウリは、ギネス世界記録から『最もカロリーが低い果実(Least calorific fruit)』と認定されています。

キュウリの斜め切り
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

そんなキュウリのカロリー(エネルギー)は100gあたり13kcal

※出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

キュウリは1本あたり100gほどなので、1本食べても20kcal以下というカロリーの低さ!

たしかに、キュウリは低カロリーですね。

<素朴な疑問>キュウリ=果実?

ただし1つ疑問となるのが「キュウリは果実なのか?」という点。

英語でも『fruit(フルーツ)』となっていますが、キュウリって野菜ですよね?

気になったので詳しく調べたところ、植物学上、果実が食用となる野菜「果菜」は果実として見なされるとのこと。

※果菜にはナス・かぼちゃ・トマトなども含まれます。

その果菜も含めた果実の中で、キュウリは最もカロリーが低い、ということです。

ちなみに、果菜以外の野菜も含めると、キュウリよりもカロリーが低い野菜はレタスやもやし、しめじなどけっこうあります。

よって、果実の中では最もカロリーが低いキュウリですが、野菜全体では最もカロリーが低いとは言えません。

それでもキュウリのカロリーが低いことは事実です。

キュウリが低カロリーな理由

キュウリが低カロリーなのは、キュウリを構成する成分のうち95%以上が水分だからです。

分かりやすく、キュウリの栄養成分を表にしてみます。

栄養成分100gあたりの含有量
エネルギー13kcal
水分95.4g
たんぱく質1.0g
脂質0.1g
炭水化物3.0g
-食物繊維1.1g
ー糖質1.9g
食塩相当量0g
100mlあたりの含有量

100gあたり95.4gを水分が占めるという水分の多さ・・・。

脂質も100gあたり0.1gと少ないため、あんなにあっさりしているのだろうと思えます。

ただし、注目すべきは食物繊維の量。

食物繊維は100gあたり1.1gとなかなかに豊富です。

一度にたくさん食べやすいキュウリは食物繊維の効率的な摂取にも向いていますね。

低カロリーなのに食物繊維が豊富なキュウリはダイエット向きな野菜と言えますね。

キュウリが豊富に含む栄養

キュウリが豊富に含む栄養素とその働きをいくつかまとめてみます。

ビタミンC

キュウリは100gあたり14mgのビタミンCを含みます。

このビタミンCの数値はけして豊富というわけではありませんが、熱に弱いというビタミンCの特性上、生で食べやすいキュウリはビタミンCの摂取に向いています。

ビタミンCには

  • 抗酸化作用:生活習慣病の予防に
  • コラーゲンを合成をサポート:シミ・シワを防ぐ
  • 神経伝達物質・副腎皮質ホルモンの合成:ストレスケア

という働きがあります。

健康にはもちろん、美肌・美白といった美容にも、ストレスケアで心の健康もサポートしてくれるので、積極的に取りたい栄養素ですね。

カリウム

キュウリには、100gあたり200mgものカリウムが含まれます。

カリウムは夏野菜全般に多く含まれる栄養素で、その主な働きはナトリウムの排出。

取りすぎたナトリウムを排出してくれるので、過剰な血圧上昇を抑える効果があります。

また、利尿作用もあるのでむくみ解消に効果的。

体内のカリウム量を調整しているのは腎臓。そのため腎機能が低下している方はカリウムの摂取が制限されます。

ビタミンK

キュウリには、100gあたり34μgものビタミンKが含まれます。

ビタミンKは

  • 血液の凝固をサポートする
    • 怪我をしたときに血が止まりやすくなる
  • 骨の石灰化をサポートする
    • 骨にカルシウムが沈着するのを助ける

という働きを持ちます。

1日あたりの摂取目安量は成人男女ともに150μgなので、キュウリ換算では約5本ですね。

他にも納豆などに多く含まれる栄養素です。

【まとめ】キュウリのダイエット効果

  • 脂肪分解酵素・ホスホリパーゼが含まれる
  • 100gあたりのカロリーが13kcal
  • 食物繊維が1本あたり2g以上と豊富

体内で脂肪を分解してくれる酵素とカロリーの低さ、食物繊維の豊富さからキュウリはダイエット向きであると分かりました。

キュウリをすりおろすのは、大根おろしよりも断然労力がかからないので、ぜひ一手間を加えてダイエットに役立ててみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました