小麦粉などに含まれるグルテンを摂らない「グルテンフリー」。
グルテンフリーはダイエットに効果があるイメージがありますが、本当でしょうか?
実はダイエット向きじゃない?むしろ逆効果!との情報もありますがはたして!?
そんなグルテンフリーの真実と、グルテンフリーの健康的で無理のない実践方法についてまとめました。
グルテンフリーとは?
グルテンフリーとはグルテンが含まれる小麦・大麦製品を摂取しない食生活のことです。
グルテンとは小麦・大麦に含まれるたんぱく質のことで、小麦粉に水を加えて練るとできる成分のこと。
弾力性や粘り気など、パンやうどんなどの麺類の食感に大きく関わります。
もともとグルテンフリー食品は、グルテン摂取が原因で免疫が正常に機能しなくなるセリアック病の治療食として広まりました。
また、グルテンや小麦はアレルギー反応が出る方がいるため、グルテンアレルギーの方でも食べられるのがグルテンフリー食品の特徴ですね。
ただし、セリアック病とグルテン(小麦)アレルギーは発症のメカニズムが異なるため、対応食の日本と海外の基準が違っている場合もありますので注意しましょう。
グルテンフリー=健康に良い?
グルテンフリーには『健康に良い』や『ダイエットに効果的』といったイメージがあります。
たしかに、グルテンが含まれる小麦粉は糖質が多く、カロリーも高めなので、食べ過ぎると糖質やカロリー過多となり高血糖や肥満の原因になりかねません。
けれども、セリアック病や小麦アレルギーなどを患っている方を除けば、グルテン・小麦そのものに害はありません。
むしろ、小麦から摂取できる栄養素が不足する可能性もあり、一般の方が完全なグルテンフリーを実践するのはリスクが高い、というのが実際のところ。
したがって、体質や病気ではない限り、生活から100%排除するのはオススメできません。
グルテンフリーを取り入れるべき方とは?
グルテンフリー食品はグルテン摂取により病気やアレルギーの症状が現れる方が取り入れるべきです。
グルテンフリー食品を取り入れるべきなのは以下の疾患を持つ方たち。
- セリアック病
- グルテン摂取で免疫機能に異常が起きる疾患のこと
- グルテン過敏症(不耐症)
- グルテン摂取で下痢や腹痛などの症状が引き起こされること
- グルテン(小麦)アレルギー
- グルテン・小麦が体内で異物と判断され過剰な免疫反応が起きること
グルテンフリーのメリット
グルテンフリーのメリットはカロリー・糖質の摂取を抑えやすいことです。
グルテンを含む小麦食品には中毒性があります。
パンやスイーツはおいしいですが、一旦食べるとなかなかやめられない!なんてことありませんか?
グルテンを摂取し続けることで、グルテンの摂取がやめられなくなり、グルテンなしでは生きられなくなる・・・。
さすがに最後は言い過ぎかもしれませんが、グルテンは中毒性が高く、一度食べるともっと!もっと!となってしまうのも事実ではあります。
そこでグルテンフリー食品でグルテンを断つことでグルテン中毒から解放され、食べ過ぎの予防につなげられると考えられます。
基本的にカロリーも糖質も高く、腹持ちが悪い小麦食品の常習性がなくなる、というのはたしかにダイエットに効果的と言えますね。
グルテンフリーのデメリット
グルテンフリーのデメリットは栄養バランスが崩れやすいことです。
グルテンフリー食品は、食感や風味を小麦食品に近づけるために炭水化物や砂糖、添加物を多く使用していることがあります。
ダイエットのためにグルテンフリー食品を取り入れたはずなのに、かえってカロリー過多・糖質過多になってしまった!ということにもなりかねません。
また、小麦粉のうち特に全粒粉に多く含まれるビタミンやミネラルがあまり含まれないため、必要量から足りなくなってしまうというデメリットも。
グルテンフリー食品はグルテン摂取によって引き起こされる疾患を抱える方向けのものです。
グルテン関連の疾患がない方にはかえってダイエットや健康に悪影響を与える可能性もあるため注意しましょう。
ダイエットに効果的!というイメージが強いグルテンフリー食品ですが、実はダイエットへの有効性が示されていません。よって「ダイエット=グルテンフリー」というイメージは間違っていると言えます。
健康的に無理なくグルテンフリーを取り入れる方法とは?
グルテンフリーはあくまで療法食。
ダイエットには不向き!という情報を得てしまいました・・・。
しかし、それでも小麦製品による糖質過多を避けたい!という方は多いはず。
そこで健康的に無理なくグルテンフリーを続ける方法を提案してみます。
和食の中でも『米食』がオススメ
グルテンフリーを実践するなら食事内容を和食中心にするのがオススメ。
和食のおかずは小麦粉を使う料理が少ないため、続けやすいのが特徴です。
一部の小麦粉を使用する和食は天ぷらなど揚げ物が中心なのでそもそもダイエットには向きません。
また、主食は『お米』がベスト!
パンやうどんをお米に変えるだけでグルテンフリーになります。
ただ和食にすれば良いというのは楽ちんですね。
栄養バランスの良いグルテンフリー食品を選ぶ
世の中にはグルテンフリー商品が数多く販売されています。
そんな販売中のグルテンフリー食品を食生活へ取り入れるのももちろんオススメです。
しかし、グルテンフリー食品の中には極端にカロリーや糖質が低いものも多いため、3食全てをそのようなグルテンフリー食品に変えるのはNG!
グルテンフリー食品を取り入れるのは一日1食を目安に、できれば夕食で置き換えると良いでしょう。
また、グルテンフリー食品の中には栄養バランスが良く、添加物フリーで健康的な製品もあります。
特にわたしがオススメするのは黄エンドウ豆100%の「ゼンブヌードル」です。
ZENB JAPANから販売されている「ゼンブヌードル」は黄エンドウ豆100%を使用した新感覚麺です。
添加物どころか食塩・砂糖などの調味料も含まれていないヘルシー食品となります。
実際に食べたところ、ほとんどクセがなく、一般的な小麦粉の麺と変わらない美味しさでした。
豆でできた麺ということもありたんぱく質・食物繊維が豊富で、しかし糖質が控え目というメリットも!
ビタミン・ミネラルもバランス良く含まれ、カロリー・糖質も高くなくそこそこ含まれているので栄養不足になる心配はありません。
興味がある方はぜひお試しください♪