菌のパワーが強く、腸活にも菌活にもオススメの納豆。
そんな納豆でダイエットを成功させるコツを3つ紹介します!
納豆ダイエット成功のための食べる量・タイミング・合わせる食材など食べ方のコツをまとめています。
また、ネットにはびこる「納豆ダイエットは効果なし」という噂の真相にも迫ります。
納豆ダイエットのコツ3選
納豆ダイエットのコツを『食べる量』・『食べるタイミング』・『プラス食材』という3つのポイントからまとめていきます。
【食べる量】納豆は1日1パック
納豆は1日1パックを目安に食べましょう。
体に良い納豆ですが、体に良いからと言って1日に何パックも食べたらさすがによくありません。
納豆は1パック・50gあたり92kcalと低カロリーですが、食べ過ぎは禁物!
他の食品といっしょにバランス良く食べることが大切です。
納豆食べ過ぎのデメリットは?
納豆を食べ過ぎた場合のデメリットは
- 「納豆菌」の摂りすぎによる腸内環境の悪化
- 「イソフラボン」の摂りすぎによる婦人系疾患のリスク上昇
- 「プリン体」の摂りすぎによる痛風のリスク上昇
などが挙げられます。
納豆菌やイソフラボンは健康をサポートする良い栄養素ですが、摂りすぎると体への負担となり、かえって体調を崩す原因に。
特に、納豆にはイソフラボンが豊富に含まれるため、2パック食べるだけで1日の摂取目安量に到達してしまいます。
イソフラボンの摂りすぎは乳がんや子宮筋腫のリスクを高める可能性があり注意が必要です。
更年期障害の症状緩和など女性のヘルスケアに大切な栄養素であるイソフラボンですが、目安を守って摂っていくことが大切ですね。
『ワーファリン』という薬を服用している方は特に注意!
『ワーファリン』とは脳梗塞の予防などに使用される、血が固まることを防ぐための、血液の抗凝固剤です、
納豆には、ワーファリンの作用と相反する、血液の凝固作用をサポートするビタミンKが豊富。
つまり、ワーファリンを飲みながらビタミンKが豊富な納豆を食べると、効果が打ち消され薬が効かなくなってしまいます。
また、ビタミンKは腸内細菌からも作られる栄養素なので、納豆菌の働きによってもビタミンKが生成されてしまいます。
健康時には欠かせないビタミンKですが、効果を相殺してしまうため、多く含まれる納豆はワーファリン服用時には避けるべきでしょう。
納豆は毎日食べることがオススメ
納豆は1日にたくさん食べるよりも毎日食べ続けることが大切です。
なぜなら菌は腸内に定着しにくいから。
一気にたくさん食べても一気に増え、一気にいなくなるだけです。
しかし、毎日食べ続ければ、腸内で菌が増え続けるので腸内環境が安定し、体調を崩しにくくなり、ダイエット効果も上がります。
毎日菌を増やすことを意識して納豆を食べていくことが重要なのですね。
【食べるタイミング】ダイエットには朝納豆がオススメ
納豆でダイエット効果を得たいときは「朝」に食べることがオススメです。
たんぱく質が多く含まれる納豆は朝食べることで代謝をアップさせることができます。
代謝は食事により上げられますが、糖質だけよりもたんぱく質をいっしょに摂ることでより上昇。
エネルギーを消費しやすい、自然と痩せやすい体を作っていくことに繋がります。
さらに、毎朝、同じくらいの時間に食べることも重要です。
食事の時間を規則正しくすると代謝のリズムが整い、食べ物を消化しやすく、エネルギーを消費しやすい体になっていきます。
また、忙しい朝はたんぱく質が摂りづらいため、手軽に食べられる納豆で補給するできるのもポイント!
朝ご飯を抜くことはかえって太りやすいので避けましょう。
血栓予防には「夜納豆」がオススメ
ダイエットのためには朝に納豆を食べることがオススメです。
けれども、脳梗塞の原因となる血栓の予防には「夜」に納豆を食べる方が効果的とされています。
納豆には血栓を溶かす効果がある『ナットウキナーゼ』という酵素が含まれます。
この名前をそのまま使ったサプリメントがあるので、ご存じの方も多いかと思います。
脳梗塞の原因・血栓は夜中から朝方にかけてできるとされ、ナットウキナーゼは食べてから4時間ほど経過してから働き始めるとされます。
つまり、夕食の時間に納豆を食べれば、ちょうど夜中にナットウキナーゼが働きはじめ、血栓を溶かす効果を存分に発揮してくれるということ。
このナットウキナーゼの働きを生かすための注意点が1つ。
酵素であるナットウキナーゼは熱に弱く、加熱すると死滅してしまいます。
そのため炒めるなどの加熱料理には使わず、またアッツアツのご飯の上に載せて食べるのもあまりオススメできません。
しかし、ナットウキナーゼはダイエットとは直接関係はないため、ダイエット目的で朝納豆を食べる方は納豆を加熱しても大丈夫です。納豆菌は加熱しても死滅しません。
【+食材】食物繊維が豊富な食材と
納豆に含まれる納豆菌の腸内環境改善効果をより発揮するためには、食物繊維が豊富に含まれる食材といっしょに食べることが重要です。
納豆菌は『プロバイオティクス』と呼ばれる菌(善玉菌)そのもの。
一方、食物繊維が豊富な食材たちは、善玉菌のエサとなりその数を増やす『プレバイオティクス』です。
つまり、菌そのものと、菌を増やす菌のエサとなる食品をいっしょに食べることで、腸内の善玉菌をより増やすことにつながります。
食物繊維が豊富な食材とは
- 玄米・雑穀米
- 根菜(大根・ごぼう・ニンジンなど)
- 海藻類
などとなります。
主食を白米から玄米・雑穀米に変えるだけで食物繊維は大幅アップ。
ご飯のお供であるイメージが強い納豆。
お供する相手の主食、ご飯の種類を変えることが一番の近道と言えるでしょう。
プロバイオティクス・プロバイオティクスについて詳しくはこちら≫
納豆ダイエットは効果なし?その噂の真相とは
ここまで、納豆ダイエットのコツについてまとめました。
しかし、ネットには
納豆ダイエットは効果ない!
といった情報も多く飛び交っています。
納豆は正しいコツを守ればダイエットに効果が期待できます。
では、なぜこの「納豆はダイエットに効果なし」という噂はなぜ広まっているのでしょうか?
それはあるテレビ番組の不正に理由がありました。
そのテレビ番組とは2007年まで放送されていた「発掘!あるある大事典II」という番組。
この番組で2007年1月に「納豆はダイエットに効果がある!」という情報が放送。
一時はスーパーから納豆がなくなるほど反響がありました。
けれども、番組内で用いられたビフォーアフター写真が別人だったり、アメリカの大学教授のインタビュー映像で実際に語っている内容と違う内容を吹き替えていたり、そもそも実験が行われていなかったりなど、事実のねつ造が発覚。
この一連のねつ造を受け、番組は打ち切りに。
納豆ダイエットそのものにも効果を疑う声が残ってしまったということ。
生まれていたのですが、子どもだったこともあり全然覚えていません。
【まとめ】納豆ダイエットのメリット・デメリット
- 納豆は1日1パック
- できれば毎日食べる
- 納豆は朝ごはんに食べる
- 食物繊維が多い玄米・雑穀米や根菜、海藻類といっしょに食べる
納豆ダイエットでは極端に体型が変化するなど、劇的なダイエット効果はありません。
しかし、続ければ健康的に痩せられるので、ダイエット効果は十分期待できます。
千里の道も一歩から!ということで、継続することでしっかり痩せ体質に変わりましょう!