寒い冬に美味しい「鍋料理」。
土鍋から直接食べられ、体も心もぽかぽか温まる鍋は冬の風物詩ですよね。
そんな鍋料理はダイエットにオススメ!
鍋料理がダイエットにオススメの理由や注意点、ダイエット成功のコツ5選をまとめました。
鍋ダイエットがオススメの理由
鍋料理のダイエットがオススメの理由をまとめました。

体温が上がり、基礎代謝がアップ
鍋ダイエットがオススメの理由1つ目は『体温が上がり、基礎代謝がアップする』ためです。
土鍋で煮込み、温かいまま食べられる鍋料理。
鍋を食べると体がぽかぽか温まりますよね?
体が温まるということは、体温が上がるということ。
体温が上がると基礎代謝が上昇。
基礎代謝とは、呼吸や消化など生きていくための働きを維持するために必要なエネルギー量のこと。
つまり、基礎代謝が上がると、消費されるエネルギー、つまり消費カロリーが増えます。
一般的に、体温が1℃上がると、基礎代謝は13%高まるとされています。
鍋を食べて温まり、体温を上げると、エネルギーが消費されやすい、自然と痩せやすい体になるのですね。
ダイエットと基礎代謝の関係について、詳しくまとめた記事はこちら≫
準備・片付けに手間がかからない
鍋ダイエットがオススメの理由2つ目は『準備・後片付けに手間がかからない』からです。
鍋料理の食器は、1人分であれば土鍋オンリーでOK。
土鍋に野菜や肉・魚などの食材を入れ、水・調味料を加え、火が通るまで加熱すれば完成します。
野菜はその場で切ったり千切ったりしても良いですが、あらかじめカットして袋に入れておくとより便利。
食べ終わった後は土鍋を洗うだけなのも楽ちんです。

ダイエットを続けるコツは「手間がかからない」こと!続けやすいことを意識するのが大切ですよ。
味が豊富だからマンネリ化しにくい
鍋ダイエットがオススメの理由3つ目は『味が豊富だからマンネリ化しにくい』ことです。
鍋料理、と一口に言ってもさまざま。
寄せ鍋にちゃんこ鍋、キムチ鍋、海鮮鍋、豆乳鍋、鶏白湯鍋、坦々鍋、水炊きなどなど・・・。
定番からオリジナル、変わり種まで、毎日食べても飽きないほどにバリエーションがあります。
そのため、マンネリ化しにくく、飽きにくいので、鍋ダイエットは続けやすいと言えるでしょう。
野菜がたくさん食べられる
鍋ダイエットがオススメの理由4つ目は『野菜がたくさん食べられる』ことです。
鍋には白菜やキャベツ、春菊などの葉物野菜、大根やニンジンなどの根菜、椎茸やシメジなどのきのこ類など、種類も数もさまざまな野菜が一度に入れられます。
また、野菜は煮ることでかさが減るので、たくさん食べられるのもポイント!
煮汁も一緒に摂ることで満腹感も得られます。
鍋料理1つで1食分の栄養や量がまかなえるので、他のおかずを用意する必要はなし。
野菜が中心の鍋料理を食べることで、食物繊維やビタミン・ミネラルを低カロリーでもしっかり摂れるため、無理なくダイエットを続けたい方にオススメです。
失敗する!?鍋ダイエットの注意点
基礎代謝アップが期待でき、準備・後片付けも楽、マンネリ化しにくいためオススメの鍋ダイエット。

しかし、良いところずくめのような鍋料理にも、ダイエット的な注意点がいくつかあります。
ここからは、そんな鍋ダイエットの注意点をまとめていきます。
結局、量を食べすぎる
鍋ダイエットの注意点その1は『結局、量を食べすぎてしまう』ことです。
いくら鍋料理が低カロリーといっても、量を食べすぎれば摂取カロリーは増えます。
また、野菜が中心なので、肉中心の食事に比べれば満腹感が得られにくいのもデメリット。
そんな食べ過ぎの対策としては
- 根菜など噛む回数が増える食材を加える
- 低カロリー・低脂質な葉物野菜の量を増やす
- コンニャク・白滝などお腹に溜まる食材を加える
といった方法が挙げられます。
全体的な食べ過ぎを防ぐためにも、日頃から食べ物をよく噛むなどの意識が必要でもありますね。
食材・味選びを間違える
鍋ダイエットの注意点その2は『食材・味選びを間違える』ことです。
ヘルシーな食材を使ったものが多い印象の鍋料理。
しかし、食材選びを間違えてしまうと、せっかくの鍋料理のヘルシーさが台無しに!
ダイエットにはオススメできない食材は
- 脂肪分が多い肉(脂身が多い肉)
- 豚・牛バラ肉
- カロリーが高い食材
- チーズ
といったもの。
ただし、高カロリーだからと言って肉などのたんぱく質が多く含まれる食材を抜くのはNG!
ダイエットにたんぱく質が重要な理由はこちらの記事をCheck≫
さらに、気を付けるべきなのは鍋の『味付け』。
市販の鍋の素やスープは、商品によってはけっこうハイカロリー・高脂質です。
購入するときはサラッと栄養成分をCheckしてみましょう。
シメを食べ過ぎてしまう
鍋ダイエットの注意点その3は『シメを食べ過ぎてしまう』ことです。
鍋の楽しみと言えば、残ったスープにごはんやうどん、ラーメンを加えて食べる『〆(シメ)』。

味が染みこんだごはんやうどんは最っ高に美味しいですよね。
けれども、ダイエット中の場合は糖質が多く含まれるシメは控えるべき!
特に、夕ご飯に鍋を食べる場合のシメはオススメできません。
どうしてもシメが食べたい!という場合は、
- シメのごはんを「オートミール」に変更
- シメのうどんを「白滝」などに変更
するなど、低カロリー・低糖質な食材で置き換えて楽しむことをオススメします。

ごはん・うどんは糖質多めですが、少しの量だったら我慢せず食べてしまっても大丈夫です。ただ、やはり食べ過ぎは禁物ですよ。
成功しやすい!鍋ダイエットのコツ5選
鍋ダイエットのメリットと注意点をお伝えして参りました。
さて、ここからは成功しやすい!鍋ダイエットのコツを紹介します。
鍋は必ず『一人用鍋』を用意
成功しやすい!鍋ダイエットのコツその1は「鍋は必ず『一人用鍋』を用意する」ことです。

一人用鍋を用意することで、あらかじめ食べる量をコントロールすることができます。
食べ過ぎ防止に効果的ですね。
もちろん、複数人と同居している場合は大鍋で作っても構いません。
しかし、ダイエットを成功させたいなら、みんなで食べる前に自分の分だけを取り分けておくなどの対策も必要でしょう。
ちなみに、一人用鍋は市販・インターネットで安いものなら500円ほどで購入できます。
ただ安い鍋は割れやすく、耐久性が低い(経験談)ため、できれば1000円以上の土鍋を購入するのが良いと思います。
野菜はたっぷり、数種類
成功しやすい!鍋ダイエットのコツその2は「野菜はたっぷり、数種類を使う」ことです。
鍋料理の良いところは野菜がたっぷり摂れるところ!
栄養バランスや満腹感を考えても、野菜は数種類をたっぷり入れるのがオススメです。
加える野菜のバランスとしては、
が1つの目安と言えます。
量は、加熱前に、一人用鍋のフチにギリギリまで野菜を詰めるくらい。
野菜をいれる順番は
- 葉物野菜
- 根菜
- キノコ
の順が良いでしょう。
比較的、水分が多い葉物野菜を下に入れた方が、鍋の焦げ付きが防げます。
肉や魚は野菜の上に載せましょう。
使う野菜は3種類以上がオススメ!
バランス良く、いろいろな野菜をたっぷり摂っていくのが良いでしょう。
また、根菜類はできるだけ薄めにカットするのがベスト!
薄く切れば葉物野菜やキノコと同じタイミングで火が通るため、ロスタイムを防げます。
脂肪が少なめの肉を選ぶ
成功しやすい!鍋ダイエットのコツその3は「脂肪が少なめの肉」ことです。
肉は部位によっては脂肪が多く、ダイエットには向かないものも。
ダイエットを成功させたいなら、脂肪分が少ない、あっさりした肉を選ぶのがオススメです。
そんな脂肪分が少ない肉はこちら↓
- 鶏胸肉
- 鶏ささ身
- 豚ヒレ肉
- 豚もも肉
このうち『鶏胸肉』や『鶏ささ身』は煮すぎると肉が硬くなってしまうため注意が必要です。
あらかじめ酒をまぶし、保水力をアップすると煮ても柔らかい食感がキープできます。
また、鶏肉は細切れなど小さくカットされてるものを、豚肉はしゃぶしゃぶ用など薄くカットされているものがオススメ!
火の通りが早いため、野菜と同じタイミングで火が通り、タイムロスがなくなりますよ。
魚介もオススメ!特に『白身魚』が良い
成功しやすい!鍋ダイエットのコツその4は「魚介のうち『白身魚』を選ぶ」ことです。
魚は肉類と比べてれば脂質が少なく、カロリーも低め。
また、魚介は煮ると美味しい出汁が出るので、鍋料理にピッタリです。
そんな魚介のうち、特にオススメなのが淡白な「白身魚」。
鍋の定番である『タラ』や『鮭』なら、たんぱく質もしっかり摂れ、低カロリー・低脂質なのでダイエットにもピッタリ。
タラ・鮭は冬の時期ならそこまで高価ではないのも良いでしょう。
植物性たんぱく質も取り入れる
成功しやすい!鍋ダイエットのコツその5は「植物性たんぱく質を取り入れる」ことです。
たんぱく質が摂れる食品は肉や魚に限りません。
豆腐や油揚げ、厚揚げなどの大豆食品もたんぱく質を多く含み、かつ鍋料理にピッタリなのでオススメです。
価格がリーズナブルなので、鍋料理のかさ増しにも使えます。
また、大豆食品は肉や魚に比べてカロリーや脂質が少ないのもポイント!
低カロリー・低脂質でたんぱく質も摂れる大豆製品を上手く取り入れ、鍋料理を美味しく続けましょう。

ここまで、鍋ダイエットのコツについてまとめました。
鍋ダイエットは冬にオススメのダイエット法ですが、春や夏、秋に行ってももちろんOK !
特に、体の冷えに悩んでいる方にオススメできるダイエットです。
特別な準備も必要なく、リーズナブルなので興味がある方はぜひ試してみてくださいね♪