ダイエット効果が期待できる「健康系ノンアルコールビール」3製品についてまとめました。
「健康系ノンアルコールビール」は製品ごとにどう違うのか?
含まれる関与成分やその効果、カロリー、糖質、プリン体などについて比較しています。
【トクホ】アサヒビール「アサヒヘルシースタイル」
アサヒビールアサヒヘルシースタイル」は『難消化性デキストリン』により、脂肪の吸収を抑えて血中中性脂肪の上昇をおだやかにする効果が期待できます。
『難消化性デキストリン』が食事から摂取した脂肪の吸収を抑制。
体外への脂肪の排出をサポートするので、食後の血中中性脂肪が上昇しにくくなります。
脂肪が多い食事を楽しむときのお供として、いっしょに飲むことでより効果が期待できるとのことです。
| 関与成分 | 難消化性デキストリン |
| 配合量 | 5g(350mlあたり) |
| 効果 | 食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかに |
| 1日あたりの摂取目安量 | 350ml |
| エネルギー | 0kcal |
| 糖質含有量 | 0g |
| アルコール度数 | 0.00% |
| プリン体 | 0~5.0mg |
『難消化性デキストリン』は水溶性食物繊維の一種です。
主原料は植物由来のトウモロコシデンプン。
その名前通り『消化されにくい』という特徴を持ちます。
消化されにくい、というのは体内で糖として吸収されないということ。
糖として吸収されないものの、いっしょに摂取した糖や脂肪の吸収をゆっくりにしたり、大腸で善玉菌のエサになったりと、よい働きをたくさんしてくれるのが特徴です。
そんな難消化性デキストリンの働きは
- 大腸での整腸作用
- 脂肪の吸収を抑えて食後の血中中性脂肪上昇をゆるやかにする
- 糖の吸収を穏やかにして食後血糖値の上昇を緩やかにする
といったもの。
『難消化性デキストリン』は関与成分として、数多くのトクホや機能性表示食品に使用されています。
本品は食物繊維(難消化性デキストリン)のはたらきにより、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにするので、脂肪の多い食事を摂りがちな方、血中中性脂肪が気になる方の食生活改善に役立ちます。
アサヒ アサヒヘルシースタイル
「アサヒヘルシースタイル」は
- アルコール0
- 糖質0
- カロリー0
の3つの0を実現した、ヘルシーな健康系ノンアルコールビールです。
ビールらしい苦味が強めに感じられるのが特徴。
スカッとしたのどごしもあり、ビールのように味わえるのが魅力でしょう。
【機能性表示食品】サントリー「からだを想うALL-FREE(オールフリー)」
サントリー「からだを想うALL-FREE(オールフリー)」は『ローズヒップ由来ティロリサイド』により、内臓脂肪を減らす効果が期待できます。
『ローズヒップ由来ティロリサイド』はBMIが高め(BMI25以上30未満)の方のおなか周りの脂肪を減らす効果が報告されています。
ノンアルコールビールなので場面や時間を選ばず飲めるのが特徴!
ダイエット中の方はもちろん、アルコールを控えたいと考えている方にもオススメです。
| 関与成分 | ローズヒップ由来ティロリサイド |
| 配合量 | 0.1mg(350mlあたり) |
| 効果 | 内臓脂肪の低減 |
| 1日あたりの摂取目安量 | 350ml |
| エネルギー | 0kcal |
| 糖質含有量 | 0g |
| アルコール度数 | 0.00% |
| プリン体 | 0mg |
『ローズヒップ』とはバラ科植物の果実です。
ハーブティーの原料として『ローズヒップ』という名前を耳にしたことがある方も多いでしょう。
このローズヒップの種子から抽出される『ティロリサイド』とは、ポリフェノールの一種です。
ローズヒップ由来ティロリサイドは、脂肪酸の代謝を促す酵素を増やします。
すると、ミトコンドリアが脂肪酸を運びやすくなり、より多くの脂肪酸がエネルギーとして消費されやすくなります。
これにより体脂肪の減少が促進されるとのことです。
この『ローズヒップ由来ティロリサイド』は機能性表示食品の麦茶「やかんの濃麦茶」にも使用されている成分です。
本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドには、内臓脂肪(お腹の脂肪)を減らす機能があることが報告されています。BMIが高めで内臓脂肪が気になる方に適しています。
サントリー からだを想うオールフリー
「からだを想うALL-FREE(オールフリー)」は
- アルコール0
- 糖質0
- カロリー0
- プリン体0
という4つの「0」を実現したノンアルコールビールです。
ノンアルコールですが、麦芽にはビールと同じ二条大麦の一番麦汁のみを使用。
薫り高いアロマホップや、深層地下水の天然水を使用するなど、素材を追求し、美味しさにこだわっています。
味わいはほぼビールなので、ビール好きの方はぜひお試し頂きたいノンアルコールです。
【機能性表示食品】KIRIN「カラダFREE(フリー)」
KIRIN「カラダFREE(フリー)」は『熟成ホップ由来苦味酸』により、体脂肪を減らす効果が期待できます。
『熟成ホップ由来苦味酸』は、内臓脂肪や皮下脂肪と言ったおなか周りの脂肪減少に役立ちます。
1日1本(350ml)を12週間飲みつづけることで、肥満傾向の方のおなか周りの脂肪を減少に効果があった、と報告されています。
| 関与成分 | 熟成ホップ由来苦味酸 |
| 配合量 | 35mg |
| 効果 | 体脂肪の低減 |
| 1日あたりの摂取目安量 | 350ml |
| エネルギー | 0kcal |
| 糖質含有量 | 1.7g |
| アルコール度数 | 0.00% |
| プリン体 | 0mg |
関与成分『熟成ホップ由来苦味酸』は、その名前の通り、熟成させたホップから抽出されたエキスです。
褐色脂肪組織を活性化させる、という働きが期待できます。
この褐色脂肪組織は活性化すると脂肪の燃焼につながるため、体脂肪を減らす効果が得られるとのこと。
ビールに苦味と香りをつけるホップ。
そんなホップの苦味成分の機能に着目。
ホップの熟成という新たな発想を得て、体脂肪の低減が期待できるノンアルコールビールとして発売されるようになりました。
また「カラダFREE」には『熟成ホップ由来苦味酸』だけでなく、食物繊維の一種『難消化性デキストリン』も含まれています。
『難消化性デキストリン』は関与成分として表示されていませんが、他製品では体脂肪の低減などに効果が期待されると表示されている成分。
2つの成分の効果により、体脂肪を減らす効果が期待できそうですね。
届出表示:本品には熟成ホップ由来苦味酸が含まれるので、お腹周りの脂肪(体脂肪)を減らす機能があります。
「カラダFREE」はKIRIN独自のホップエキスを配合。
ビールらしい苦味とキレの良さを実現しています。
- カロリー0
- 糖類0
- プリン体0
- アルコール0%
なので、いつでもどこでも飲みやすいのも魅力でしょう。
<まとめ>健康系ノンアルコールビール3製品を比べると?
ここまで紹介した健康系ノンアルコールビール3製品を表で比べてみます。
まずは、関与成分とその効果です。
| 関与成分 | 効果 | |
|---|---|---|
| アサヒヘルシースタイル | 難消化性デキストリン | 食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかに |
| からだを想うALL-FREE | ローズヒップ由来ティロリサイド | 内臓脂肪の低減 |
| カラダFREE | 熟成ホップ由来苦味酸 | 体脂肪の低減 |
「アサヒヘルシースタイル」は、食事から摂取した脂肪の吸収を抑える働きが期待できます。
一方で「からだを想うALL-FREE」や「カラダFREE」に期待できる効果は体脂肪が多めの方の脂肪を減らすというもの。

脂肪が付くのを抑える働きか、今付いている脂肪を燃やす働きか、という違いがあるのですね。
また、各ノンアルコールビールのエネルギー・糖質・プリン体についても比較してみます。
| エネルギー | 糖質 | プリン体 | |
|---|---|---|---|
| アサヒヘルシースタイル | 0kcal | 0g | 0~5.0mg |
| からだを想うALL-FREE | 0kcal | 0g | 0mg |
| カラダFREE | 0kcal | 1.7g | 0mg |
エネルギーはいずれも0kcalとなりました。
ただ、糖質量は「カラダFREE」のみ1.7gとなり、その他2製品は0g。
またプリン体は「アサヒヘルシースタイル」が幅があるものの含まれるのに対し、他2製品には含まれないという結果になりました。

同じ健康系ノンアルコールビールといっても、効果や栄養価に違いがあることが分かりましたね。
ここまで、健康系ノンアルコールビール3製品のまとめ・比較をしてみました。
自分に合ったノンアルコールビールでダイエット成功を目指してみてくださいね♪

