「トレハロース」は、キノコや海藻などに含まれる天然の糖質です。
糖の中では砂糖(ショ糖)と同じ二糖類に分類されます。
そんな「トレハロース」の特徴についてまとめていきます。
「トレハロース」の特徴とは

「トレハロース」がもつ面白い特徴についてまとめていきます。
甘さが砂糖の40%ほど
「トレハロース」の甘さは砂糖と比べて40%ほど。
だいぶ甘さは控えめです。
甘さが控えめなため、すっきりした後味が特徴。
料理に使うと素材本来の味を邪魔しません。
そのため、和菓子・洋菓子など繊細な甘さが求められるスイーツによく使われます。
高い保水力・保持力
「トレハロース」は細胞を保護して水分を保持する能力『保水力』が非常に高いという特徴を持ちます。
「トレハロース」は市販のお餅・パンに添加されていることが多い成分です。
これは保水性の高い「トレハロース」にお餅・パンの劣化を食い止めさせているため。
「トレハロース」の働きにより時間が経っても硬くなりにくく、モチモチとしたみずみずしさを保っているのです。
また「トレハロース」は冷凍に対する耐性が強いのもポイント。
食品を冷凍・解凍したときのダメージを抑えて、食感・風味が落ちることを防いでくれています。
市販の食品に含まれている「トレハロース」は甘みの追加ではなく、この保水力・保持力を期待して使われていることが多いとのことです。
肉・魚のパサつきを抑える
保水性の高い「トレハロース」には肉や魚などのたんぱく質の変性を抑える効果も期待できます。
たんぱく質は加熱をすると変性しやすく、どうしてもパサつきがち。
そこで活躍するのが「トレハロース」。
加熱時に失われる水分を減らし、パサつきを抑えることができます。
さらに「トレハロース」には肉・魚の独特な臭みを抑える効果も期待できるとのことです。
「トレハロース」は熱に強いため、加熱しても保水力があまり変わりません。
野菜のフレッシュさをキープ
保水力が高い「トレハロース」は野菜の鮮度キープにも効果的!
そのまま置いておくとしなびてしまうカット野菜も「トレハロース」水溶液に浸しておけばフレッシュさ長持ちします。
「トレハロース」は砂糖の代用になる?
「トレハロース」は砂糖の代用として使えますが、使うのは難しい甘味料です。
先ほど↑説明したように「トレハロース」の甘さは砂糖の約40%。
「トレハロース」で砂糖と同じ甘さを求めるには、砂糖の約2.5倍量の「トレハロース」が必要です。
砂糖10gが必要なときに「トレハロース」は25g必要となります。
量が増えてしまうので砂糖への置き換えにはオススメできません。
「トレハロース」はダイエット向き?
「トレハロース」はダイエット向きな甘味料ではありません。
「トレハロース」のエネルギーは1gあたり4kcal。
これは砂糖(ショ糖)とほぼ同じエネルギーとなります。
エネルギーは同じ、しかし甘さは砂糖の半分以下。
したがって「トレハロース」はダイエット向きではなく、砂糖の代用として使うとむしろカロリー過多となってしまいます。
「トレハロース」は血糖値の上がり方はゆるやか?
甘さとエネルギーの関係から比べると、痩せるどころか、むしろ太りやすい「トレハロース」。
そんな「トレハロース」ですが、砂糖と比べて消化・吸収が穏やかという特徴があります。
そのため食後血糖値の急激な上昇を抑えられます。
血糖値が急激に上昇すると、糖が脂肪に変わりやすく、そのまま脂肪として身体に蓄積しまうというデメリットが。
「トレハロース」は、その糖⇒脂肪への変換、さらに脂肪の蓄積が抑えられるのでダイエットにつながるということですね。
さらに、吸収が遅いためエネルギーが長時間持続しやすい、というメリットも!
空腹を感じにくくなるので間食を防げ、結果的に消費カロリーが減るのでは?という見方もできます。
「トレハロース」は砂糖の代用としては避けるべきですが、使い方によってはダイエットにも活用できる甘味料ではありそうですね。

ここからは「トレハロース」のダイエット活用法をお伝えします。
「トレハロース」のダイエット活用法
ここからは「トレハロース」のダイエット活用法についてまとめています。
「粉もの」の代用品と組み合わせる
「トレハロース」は粉ものの代用品との組み合わせがベスト!
- おからパウダー
- 米粉
- オートミール
などは低カロリー・低糖質で食物繊維が豊富なので、小麦粉の代わりに使用される粉ものたち。
しかし、おからパウダー・米粉・オートミールなどはパサつきやすく。食感がイマイチというデメリットが。
そんな代用粉ものの救世主となるのが「トレハロース」です。
保水力が抜群な「トレハロース」を使用することで、パサつきが抑えられ、しっとり感がプラス。
お菓子作りなどでは砂糖の20~30%を「トレハロース」に置き換えると、甘さ控えめでカロリーもそのままのスイーツに仕上がりますよ。

食べるダイエットは食べやすく、美味しく続けやすいのが一番ですね!
野菜のシャキシャキ感が増し、咀嚼数が増加
「トレハロース」の保水力は野菜の鮮度をキープする、と先ほど説明しました。
この保水力により、野菜の細胞が保護されシャキシャキ食感がアップ!
いつものサラダがより美味しく食べられます。
シャキシャキ食感が増すことで増えるのが咀嚼数。
たくさん噛むことで満腹中枢が刺激され、少量でもお腹いっぱいと感じやすく、食べ過ぎを防げます。
なにより野菜が美味しく食べられる!というのが良いですね。
野菜を浸す水溶液はトレハロース1%ほど、浸す時間は数分ほどでOKです。

ここまで「トレハロース」についてまとめました。
何となくダイエット向きな甘味料だと思っていた「トレハロース」ですが、実はそうでもなかったことに驚きました。
しかし、使い方によってはちゃんとダイエットにも活用できそうですね。
