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うどん・素麺はどちらがダイエット向き?乾麺・生うどんと素麺の栄養価を比較!

蒸し暑い夏に食べたくなる冷たい麺。

そんな冷たい麺のうち「うどん」と「素麺」ではどちらがよりダイエット向きなのか?

栄養価から調べてみました!

また、そもそもうどん・素麺の違いとは?についても詳しくまとめています。

うどん・素麺の栄養価を比較

うどんと素麺の栄養価を比較します。

うどんは乾麺・生麺どちらの栄養価も記載します。

これより記載の数値はすべて「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の数値を参考にしています。

  • 乾うどん:穀類/こむぎ/[うどん・そうめん類]/干しうどん/ゆで
  • 生うどん:穀類/こむぎ/[うどん・そうめん類]/うどん/ゆで
  • 素麺:穀類/こむぎ/[うどん・そうめん類]/そうめん・ひやむぎ/ゆで

『干しうどん』は乾麺のうどんのことです。

『乾うどん』は乾麺のうどんを茹でた場合の栄養価、『生うどん』は生のうどんを茹でた場合の栄養価を記載しています。

【基本】うどん・素麺100gあたりの栄養価を比較

うどん・素麺100gあたりの基本の栄養価です。

栄養素乾うどん生うどん素麺
エネルギー117kcal95kcal114kcal
水分70.0g75.0g70.0g
たんぱく質3.1g2.6g3.5g
脂質0.5g0.4g0.4g
炭水化物25.8g21.6g25.8g
食物繊維0.7g1.3g0.9g
糖質25.1g20.3g24.9g
100gあたりの含有量

基本的に、素麺は乾麺で販売されています。

そんな素麺と乾うどんは、ほぼ基本の栄養価が同じでした。

一方で、生うどんは乾うどん・素麺と比べ水分が多い分、カロリーや糖質をはじめ栄養価が低め。

炭水化物・糖質は水分と同じ5gだけ低くなっていることから、水分が多い=糖質が少ないという関係性が分かります。

しかし、乾うどん・生うどん・素麺のうち、もっとも食物繊維が多いのは生うどんでした。

カロリー・糖質が低く、食物繊維がもっとも多いためダイエット向きなのは「生うどん」といえますね。

【ビタミン】うどん・素麺100gあたりの栄養価を比較

うどん・素麺100gあたりに含まれるビタミンです。

栄養素乾うどん生うどん素麺
βカロテン(ビタミンA)0μg0μg0μg
ビタミンB10.02mg0.02mg0.02mg
ビタミンB20.01mg0.01mg0.01mg
ビタミンB60.01mg0.01mg0mg
葉酸2μg2μg2μg
ビタミンC0mg0mg0mg
ビタミンD0μg0μg0μg
ビタミンE0.2mg0.2mg0.2mg
100gあたりの含有量

ビタミンの数値はうどんと素麺のビタミンB6だけ異なる以外、全て同じでした。

一般的なうどん・素麺にビタミンはほとんど含まれていません。

【ミネラル】うどん・素麺100gあたりの栄養価を比較

うどん・素麺100gあたりに含まれるミネラルです。

栄養素乾うどん生うどん素麺
ナトリウム210mg120mg85mg
カリウム14mg9mg5mg
カルシウム7mg6mg6mg
マグネシウム4mg6mg5mg
リン24mg18mg24mg
0.2mg0.2mg0.2mg
100gあたりの含有量

うどんと素麺に含まれるミネラルのうち、もっとも差が開いたのはナトリウム。

うどん・素麺はいずれも練り上げるときに食塩を加えるためナトリウムは多め。

食塩は麺の弾力が増加、つまりコシがある麺にするため加えます。

しかし、茹でる過程でナトリウム(食塩)は90%ほど溶け出るため、健康な方ならそこまで気にする必要はないでしょう。

近年は食塩0のうどん・素麺も販売されていて健康志向の方にもオススメです。

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また、ナトリウム以外のミネラルはいずれも少量でした。

【まとめ】うどん・素麺、ダイエット向きなのは?

うどん・素麺でダイエット向きなのは「生うどん」でした。

生うどんは乾うどん・素麺に比べカロリーが低く、食物繊維が多いため、3つの中ではもっともダイエット向きと言えます。

また、乾うどん・素麺の栄養価はほとんど差がないため、どちらを選んでも大差はないかと思います。

けれども、歯ごたえがあるうどんの方がよく噛んで食べる必要があり、細くてツルツルと食べやすい素麺よりもダイエット向きかもしれません。

個人的な見解に基づく結論ですが「生うどん」⇒「乾うどん」⇒「素麺」の順にダイエット向きだと思います。

うどん・素麺の違いとは

ここまで、うどん・素麺の栄養価の違いをまとめましたが、そもそも、うどんと素麺って何が違うのでしょう?

うどん
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ちなみに、うどん・素麺の作り方は小麦粉に水と食塩を加えて練り上げ、麺状にするというもの。ほぼ同じです。

そんなうどんと素麺の違いについて調べたところ、結果は単純「麺の太さ」でした。

日本農林規格(JAS規格)によると、麺の長径(一番太い部分)が

  • 干しうどん:1.7mm以上
  • 干し冷や麦:1.3mm以上、1.7mm未満
  • 干し素麺:1.3mm未満

という基準があります。

0.4mm太いか細いかしか、うどんと素麺には違いはありません。

そして、その0.4mmの狭間にあるのが冷や麦です。

ただ、この基準は機械で作られる素麺、いわゆる機械素麺の基準です。

機械ではなく、手延べによって作られる手延べ素麺・うどんでは基準が異なります。

手延べ素麺・うどんの違いとは?

「手延べ」とは、麺を細く引き延ばすなどの行為を全て手作業で行うこと。

つまり手延べ素麺・うどんとは手作業により引き延ばされた麺となります。

手延べは昔ながらの製法であり、麺に油を塗りながら手で細く延ばすため、機械素麺と比べ微かに脂質が多くなります。

※茹でたあとに流水でしめることで、麺に付着している油もほとんど流れ落ちます。

また、手延べ素麺は製法に手間がかかるため、基本的に機械素麺より高価です。

そんな手延べ素麺・うどんは、日本農林規格(JAS規格)によると、麺の長径(一番太い部分)が

  • 干しうどん:1.7mm以上
  • 干し素麺・干し冷や麦:1.7mm未満

という基準になります。

手延べに関しては素麺と冷や麦は同じものとして扱われるのですね。

生タイプのうどん・素麺の違いは?

乾燥させていない「生タイプ」、また「ゆでタイプ」のうどん・素麺の違いに基準はありません。

生めん類の表示に関する公正競争規約によると、

この規約で「うどん」とはひらめん、ひやむぎ、そうめんその他名称のいかんを問わず小麦粉に水を加え練り上げた後製麺したもの、または製麺した後加工したものをいう

と規定されています。

つまり、小麦粉に水を加えて練り上げて製麺したものはすべて「うどん」

麺の太さなどの違いはなく、すべて「うどん」であるという規定です。

ただ消費者が混乱しないような名称ならこの「うどん」を素麺や冷や麦として販売してもOKとのことでした。

花緒
花緒

ここまで「うどん・素麺の栄養価の違い」、「そもそも、うどんと素麺は何が違うのか」をまとめました。

乾麺の場合は栄養価がほぼ変わらないうどんと素麺。

これからの暑い夏はザルや冷やかけの冷たい麺が食べたくなりますが、うどん・素麺ともに糖質が多いため食べ過ぎは禁物です。

また、食べるときは野菜や肉などで他の栄養素を補うことも心がけましょう。

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