夏になると消費が増えてしまう「素麺(そうめん)」。
何となく『素麺=太りやすい』というイメージがありますが、この印象は本当なのでしょうか?
まずは栄養価から素麺は太りやすいのか?を検証していきます。
さらに、どうせ食べるなら素麺の太りにくい食べ方を知りたいですよね?
そんな素麺の太りにくい食べ方や、糖質カットされた素麺商品を紹介していきます。
ゆで素麺100gの栄養価
ゆで素麺100gあたりの栄養価です。
乾麺ではなく、茹でたあとの素麺の栄養価となります。
そもそも素麺は1人前何g?茹でると何倍になる?
ゆで素麺1人前は約250~300gが目安です。
素麺は茹でると3倍弱に重量が増えるため、乾麺では100g弱が1人前の目安となります。
製品・メーカーにより異なりますが、素麺の乾麺は50gで1束になっていることが多く、2束で1人前になります。
<基本>ゆで素麺の栄養価
ゆで素麺100gあたりの栄養価です。
基本の栄養価に限り、1人前・300gの栄養価も記載します。
栄養素 | 100gあたりの含有量 | 1人前・300gの含有量 |
---|---|---|
エネルギー | 114kcal | 342kcal |
水分 | 70.0g | 210g |
たんぱく質 | 3.5g | 10.5g |
脂質 | 0.4g | 1.2g |
炭水化物 | 25.8g | 77.4g |
食物繊維 | 0.9g | 2.7g |
糖質 | 24.9g | 74.7g |
ゆで素麺100gあたりのカロリーは114kcal、1人前・300gでは342kcalという結果になりました。
少なくはないですが、主食として食べるならまあこんなものかな、といったカロリーです。
ただ、気になるのは1食あたりの炭水化物量が77.4gであるところ。
主原料は小麦粉ですし、主食なので仕方がないですが、炭水化物が多いですね・・・。
食物繊維も1食あたり2.7gと含まれていますが、いかんせん糖質が多いのが気になります。
素麺は糖質が多いため太りやすい食品であると言えますね。
ただ、そこまでカロリーは高くないため、食べ過ぎず適量を守れば、絶対に太りやすいこともありません。
<ビタミン>の栄養価
ゆで素麺100gあたりに含まれるビタミンの数値です。
栄養素 | 100gあたりの含有量 |
---|---|
βカロテン(ビタミンA) | 0μg |
ビタミンB1 | 0.02mg |
ビタミンB2 | 0.01mg |
ビタミンB6 | 0mg |
葉酸 | 2μg |
ビタミンC | 0mg |
ビタミンD | 0μg |
ビタミンE | 0.2mg |
素麺は基本的に小麦粉と食塩で作られる麺なので、ビタミン量は期待できません。
かすかにビタミンB群とビタミンEが含まれる、といった具合ですね。
<ミネラル>の栄養価
ゆで素麺100gあたりに含まれるミネラルの数値です。
栄養素 | 100gあたりの含有量 |
---|---|
ナトリウム | 85mg |
カリウム | 5mg |
カルシウム | 6mg |
マグネシウム | 5mg |
リン | 24mg |
鉄 | 0.2mg |
素麺は小麦粉に食塩と水を混ぜ、練り上げる麺です。
そのため、ナトリウムが他の栄養素に比べ多く含まれています。
それ以外の栄養素は微妙に含まれていますが、多くは含まれていませんでした。
太りにくい素麺の食べ方
炭水化物が多い素麺は太りやすい食べ物であると言えます。
そこで、そんな素麺の太りにくい食べ方をまとめます。
野菜を加え、野菜から食べる
まずは「野菜を加える」こと。
主食である素麺は炭水化物や糖質が多めです。
炭水化物(糖質)以外の栄養素はあまり含まれていません。
そのため、素麺を素麺のみで食べると栄養が偏ります。
面倒なのは承知の上で、素麺を食べるときはできるだけ野菜も用意するようにしましょう。
さらに、野菜はもちろん、できればたんぱく質(肉・魚)も一緒に摂るのが理想です。
オススメはコンビニで販売されているパワーサラダ系。
1品で野菜もたんぱく質も摂れる優れものです。
コストをかけたくない場合は、適当な生野菜や野菜ジュースと魚の缶詰などでもOK。
また、食べる順番は野菜からがオススメ!
いきなり炭水化物が多い素麺を食べると血糖値が急激に上がり、脂肪が溜まりやすくなります。
血糖値を上げにくい野菜、たんぱく質から食べ始め、素麺は最後に食べ始めることを意識しましょう。
糖質カットタイプを選ぶ
素麺は糖質が多め。
そのため、そもそも糖質がカットされた素麺を選ぶというのもダイエットへの1つの手でしょう。
そんな糖質カット&糖質0の素麺3製品をピックアップして紹介します。
<糖質50%OFF>おいしい低糖質麺
まずは城北麺工「おいしい低糖質麺」です。
乾麺1人前・90gを茹でると糖質は22.0gとなり、普通の素麺の74.7gと比べ約70%カットされています。
パッケージには『糖質50%オフ』と書かれていますが、何気にパッケージ以上の糖質カットをしています。
糖質カットの理由は食物繊維とたんぱく質が豊富に含まれているから。
乾麺1人前・90gを茹でたときの食物繊維量は33.7g、たんぱく質は10.8gです。
「おいしい低糖質麺」に含まれる炭水化物は60%以上が食物繊維なので、圧倒的な糖質の低さを実現しています。
素麺だけで十分すぎるくらいの食物繊維とたんぱく質が摂れるので、ダイエットにはもちろん、健康にも効果が期待できますね。
レビューでは味への評価も高いため、低糖質な素麺を探している方にはピッタリのアイテムと言えるでしょう。
<糖質25%カット>はくばく「もち麦そうめん」
程よく糖質が低く、食物繊維が豊富な素麺が良い。
そんな方にオススメなのははくばく「もち麦そうめん」です。
もち麦を練り込んだ麺は、もっちり食感とツルツル食感の両方を楽しめる美味しさ。
1食あたり乾麺90gで食物繊維が3.4g含まれ、不足しがちな食物繊維の摂取にピッタリです。
ただし、糖質は1食あたり乾麺90gで55.2gと少なくありません。
けれども一般的な素麺と比べれば糖質は約25%カットされています。
初めての低糖質麺チャレンジにはピッタリのアイテムと言えるでしょう。
<糖質0>こんにゃくそうめん
糖質もカロリーも大幅に減らしたい!という方には「こんにゃく麺」がオススメ!
こんにゃくパーク「こんにゃくそうめん」は小麦粉ではなくこんにゃく粉を使用しているため糖質0gを実現しています。
カロリーは1食・1袋270gあたり30kcal。
水でほぐすだけですぐに食べられるという手軽さもあり夏にピッタリの素麺と言えます。
ここまで「素麺は太りやすいのか?」や「太らない素麺の食べ方」についてまとめてきました。
素麺だけでは炭水化物のみに栄養が偏るため、食べるときは他の食材を合わせバランス良く食べることが重要!
紹介した糖質カット素麺もぜひCheckしてみてくださいね♪